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南区 社会

公開日:2023.01.01

取組契機に輪が大きく
堀ノ内睦町地区は毎週開催

  • 取組契機に輪が大きく (写真1)

 南区内でこども食堂の取組が最も進んでいると言えるのが堀ノ内睦町地区だ。

 2017年1月に主婦らの有志グループが「わいわい食堂」を結成。睦地域ケアプラザを会場に毎月第3土曜日に食堂を始めた。これを契機に同ケアプラザを活動拠点にしていた障害者当事者団体「たんぽぽクラブ」も第4土曜日に「たんぽぽカレー食堂」を開設。ケアプラザの近くにある生活保護受給者更生施設「民衆館」でも、第1土曜日に「てのひら食堂」を始めた。同館と母子生活支援施設「睦ハイム」などが取り組む。18年に子どもの宿泊体験活動などを行うNPO法人「みんなの海山交流学校」が第2土曜日に「コドイチ」を開始し、地区内で第1〜4土曜日にこども食堂が開かれることが定着した。

地域活動担い手の発掘に

 食堂づくりは同ケアプラザが「子どもが中心の楽しめる居場所を作りたい」という思いで運営者を探し、地域に呼び掛けて実現したもの。コロナ禍前は室内で子どもがテーブルを囲み、おしゃべりしながら食事をする光景が見られた。活動する中で運営する各団体は、安定した開催のために担い手を見つけ出し、それが町内会活動など、こども食堂以外の取組につながることも増えた。同ケアプラザは「地域の力を大きくすることができた」と成果を語る。

コロナ禍で支援進む

 各食堂はコロナ禍で一時は活動停止を余儀なくされることもあった。南区内の食堂の多くは、室内で食事をする形式から弁当の配布や食材、菓子などを手渡す「フードパントリー」と呼ばれるスタイルに切り替えが進んでいる。

 出口の見えないコロナ禍が進む中で食堂を支援しようという動きが広がっている。奉仕団体である横浜南陵ロータリークラブ(RC)や横浜南央RCなどが食品提供などの支援を続けている。

施設が連携

 多くの施設が未開封食品などの寄付を募る「フードドライブ」に取り組んでいる。永田地区センターは21年5月にフードドライブを始め、集めた食料品を永田地域ケアプラザに寄付。ケアプラザは月1回、利用者に手渡している。

 大岡健康プラザ2階の大岡地区センターは、昨年8月にフードドライブを始めたが、活動が思うように広がらなかった。そこで、同プラザ内の南スポーツセンターと大岡地域ケアプラザに呼び掛け、10月から3者合同で実施。大岡地区センターの職員は「センターだけで行っていた時に比べ、寄付の輪が広がった」と連携の手応えを感じている。

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