県議会第１回定例会が始まりました。上程された一般会計当初予算案は、４月の知事選の実施を踏まえ、骨格予算として編成され、過去最大となった昨年よりも若干減少の２兆２６１６億円となりました（前年度比96・５％）。特別会計と企業会計も含めた３会計の合計は４兆６８１５億円と、５年連続で４兆円を突破し、過去最大の予算規模となりました。

医療体制強化など

　審議が始まった当初予算案のポイントは新型コロナウイルス感染症対策で、ウィズコロナを前提とした「持続可能な医療提供体制」を構築するため、必要な感染拡大防止対策や医療提供体制の維持を盛り込んでいます。

　喫緊の課題への対応として、中小企業の省エネ設備等の導入支援や県有施設への太陽光発電導入等の脱炭素社会の実現に向けた取組等を推進するほか、人口減少社会における次世代育成の取組として、神奈川県子ども・子育て基金の設置、小児医療費助成制度の拡充、困難を抱える子どもへの相談体制強化などが盛り込まれました。

　県民生活に直結する事業等の推進として 、「神奈川県水防災戦略」を改定し、水害や土砂災害の被害軽減の取組を加速化させるハード対策や災害時のトイレ確保など、災害対応力の充実に向けたソフト対策、急傾斜地崩壊対策の増額や摩耗した道路標示の重点整備等インフラ整備の加速化が盛り込まれています。

　任期最後となる定例会での審議に皆様のご意見や要望など、地域や現場からの声をしっかりと県政に反映していきます。

神奈川県議会議員　立憲民主党・民権クラブ　岸部都

横浜市南区通町2-25-3 千々輪ビル1階

TEL:045-341-3385

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