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｢政治は結果がすべて｣
すが義偉前内閣総理大臣と市会議員･渋谷たけしが対談

対談後、すが前総理の好物のプリンを楽しむ

　横浜市会議員・渋谷たけしが４期目の任期を終えるのを前に、政治の師であるすが義偉前内閣総理大臣と対談した。

28年の付き合い

　渋谷　すが先生、お久しぶりです。体調はいかがですか。

　すが　総理を退任して、１年半くらいになるけど、いたって元気だよ。毎朝１００回の腹筋も欠かさないし、散歩にも毎日行ってます。

　渋谷　すが先生とは、先生が横浜市会議員から衆議院議員をめざした時からのお付き合いなので、早いもので28年にもなりました。厳しい事務所でしたが、秘書としての経験が、私の市会議員としてのすべての礎になっていると心から感謝しています。令和２年９月17日、すが義偉内閣総理大臣が生まれた日のことは、生涯忘れません。ぎりぎりで勝ち抜いた最初の頃の厳しい選挙戦を思い出して、思わず一人で涙ぐんでしまいました。あの時は、どんな思いだったのですか。

　すが　渋谷ともよく二人で話していたけど、自分が総理になるなんて全く思っていなかった。ただ、せっかく総理になったのだから、思い切ってやってやろうと心に誓いました。

　渋谷　一年間という、短い間でしたが、びっくりするような成果を上げましたよね。

　すが　一番の課題はコロナへの対応だったので、散々マスコミにできるわけないと言われたワクチンの１日１００万回接種を実現したし、不妊治療の保険適用や携帯電話料金の値下げ、デジタル庁の創設、カーボンニュートラル宣言など、長年議論されてきたけど結果を出せなかった課題に思い切って取り組んで結論を出しました。

　渋谷　まさに、先生がいつも言っていたことですが、「政治は結果がすべて」ということを実践しましたよね。

　すが　小此木彦三郎先生の秘書を経験して、市会議員、国会議員と皆さんのお力添えで少しずつ階段を登って行った私にとって、皆さんが当たり前だと思うことを、当たり前に実現して、皆さんとの約束を必ず守ること。これを絶対に忘れてはいけないと思いながら、すべてにチャレンジしてきました。

　渋谷　私が秘書の頃、「約束したことは絶対に守れ！」「できない約束はするな！」と毎日のように言われ続けたことを思い出します。

　すが　渋谷も市会議員として４期16年の任期をまもなく終えようとしているけど、いま、どんな思いでいますか。

　渋谷　私は初当選のころから、自分の市会議員としてのテーマを「未来に誇れる横浜の街創り」と決めていました。日本一の大都市である横浜は、多くの魅力に溢れているのに、その実力をまったく活かしきれていません。人口減少と超高齢化・超少子化が進む中で、このままでは横浜の未来は、本当に厳しいものになりそうです。

政治家の仕事は食い扶持を作ること

　すが　私の政治の師である梶山静六先生が「政治家の仕事は国民の食い扶持を作ることだ」とよく言っていたけど、「食い扶持を作る」のは市会議員も同じでしょう。

　渋谷　はい。税収が年々減っていく中で、横浜を「税金が稼げる街」にして、市民の皆さんの食い扶持を作っていくことが市会議員としての使命だと思っています。そのためにも、横浜の魅力を最大限に発揮できるような大胆なチャレンジが必要です。横浜の未来へ向けて勇気を持って、夢のある道筋を提案していきたいと思います。

一人一人の想いを丁寧に受け止めて

　すが　ただ、政治家にとってもう一つ大切な視点は、身近な課題にひとつひとつ丁寧に取り組んで、国民の安心・安全をしっかり守っていくということだと思います。

　渋谷　まったく同感です。私は横浜の30年後、50年後の姿をよく語るけど、今そこにある課題への取り組みに欠けているとよく叱られます。３７７万人の横浜市民には、３７７万通りの悩みや苦しみ、そして喜びがあるはずです。改めて、一人一人の想いをしっかり受け止めながら、毎日の活動に取り組んでいく決意です。

横浜市会議員としての誇りを胸に

　すが　私が横浜市会議員から国会議員になって、いつも思うことは、横浜という街は本当に大きな可能性を秘めた素晴らしい街だということです。その横浜の市会議員だったことは、私の誇りであり原点です。渋谷も、政治家としての原点をしっかり胸に、これからも市会議員として全力で取り組んで下さい。

　渋谷　はい。私の原点は、「日本一の政治家」すが義偉の秘書であったこと。そして「日本一魅力に溢れる街」横浜の市会議員であることです。このことを胸に、絶対にブレずに、これからも全力を尽くしていきます。今日は、ありがとうございます。

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