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公開日:2023.08.03

南区3人に1人 60歳以上
県が人口統計調査公表

  • 人口統計調査の結果が見られるサイトにつながる二次元コード

 南区民の3人に1人が60歳以上―。神奈川県が7月21日に公表した2023年1月1日時点の年齢別人口統計調査の結果から南区の高齢化が横浜市全体や神奈川県全体よりも進んでいることが分かった。子どもに比べた高齢者の割合も高く、少子高齢化の傾向が鮮明になった。

 同調査は、20年の国勢調査の年齢別人口を基に、出生、死亡、転出入の異動人口を加減して推計したもの。県の総人口は922万7901人、南区は19万7430人だった。

 自治体ごとに年齢別の人口が調べられている。10歳刻みで集計した場合、県や南区で最も多いのは50歳代で全体の約15%。南区では60歳以上の割合が33・3%と人口の3分の1を占めており、横浜市全体の31・0%や県全体の31・5%よりも高いことが分かった。

 65歳以上の「老齢人口」を見た場合、県全体は人口の25・8%だったが、南区は27・0%で、0〜14歳の「年少人口」に対する老齢人口は約2・8倍。県全体の約2・2倍を上回っており、少子高齢化の傾向が強まっている。

区民平均48歳

 県の平均年齢は47・03歳で前年と比べて0・23歳高くなった。南区の平均年齢は48・18歳と県全体を上回る。市内18区では都筑区が43・86歳で最も低く、南区は11番目となる。県内で最も低かったのは川崎市中原区の41

・71歳、高かったのは真鶴町の57・74歳。

 南区の人口は長く19万人台を推移しており、増減が少ない。横浜市が公表している「将来人口推計」によると、南区の28年の老齢人口割合は28・62%で区民の3・5人に1人が65歳以上になると予測されている。

 同調査の詳細は、神奈川県統計センターのサイトで閲覧可能。

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