南区 社会
公開日:2023.08.17
地区懇談会
議論深める工夫を
デスク・レポート
▼地域の課題を住民と区役所職員らが共有、話し合う「地区懇談会」が5月から6月に16連合町内会で行われた。1969年から続く南区独自の取組で、南区連合町内会長連絡協議会が主催。区長らのほか、取り上げる議題に応じて消防、警察などの職員も出席し、住民と課題を確認しながら、課題解決の道筋を探っていくものだ。
▼16地区のうち、約半数が防災に関する議題を設定。昨年も同様の傾向で、それだけ住民の関心が高いテーマであることが分かる。多くの地区では、議題に関する町内会などの活動が紹介され、それを受けて参加者がグループに分かれて感想や意見を述べ合っていた。議題は地域防災拠点の訓練方法、風水害への備え、家庭での備蓄、要援護者の日常からの見守りなど、広範囲に及んだ。誰もが語れるテーマであるためか、一部で議論が表面的で散漫になるケースも見られた。
▼議論を深めるためにも、議題や前提となる地域課題を明確にし、参加者に分かりやすく伝える工夫をするべきだ。「地域防災拠点での障害者やペットの対応」を議題にした太田地区では、ペット関係事業者が参加。町内会の掲示板に貼られていた議題入りの開催案内を見て来たといい、拠点でのペットの扱い方に関するガイドライン策定の際は事業者の声も聞いてほしいと訴えた。議題に関する当事者の声を聞ける機会は貴重だ。議題が明確なほど、具体的な話し合いが進むだろう。
▼懇談会は結論を出す場ではない。だからこそ、懇談会以外でも地域で課題解決に取り組める環境を作ることが肝要だ。例えば、懇談会開催前に議題を広く公開し、SNSなどで意見を募る方法や懇談会で出た話を町内会などの広報紙や掲示板を使って知らせることがあってもいい。幅広い世代や立場の人が議論に参加することは、自治会町内会を中心とする地域の担い手発掘にも結び付く可能性を秘める。区役所も各地区の懇談会の好事例を紹介するなどしてサポートし、懇談会をより意義のあるものにしてほしいと願う。
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