直木賞などの受賞歴がある作家の五木寛之さん(90)による講演会が9月17日に関東学院中学高校=三春台=で行われ、約800人が参加した。
南区制80周年記念の読書活動推進事業として区が主催したもの。講演会は事前申込制で定員800人のところ、約1500人から応募があり、関心の高さを伺わせた。
講演で五木さんは「港北区に長く住んでいるが、南区を訪れたことはなかった」といい、「緑が多くていいところだと感じる」と話した。自身の子どもの頃の読書体験について、家の中で本をまたいで歩き、父に叱られたエピソードや「悪書」とされるものを密かに読んでいたことなどを紹介。今でも毎日1冊は文庫本を読んでいるとし、「本を読むことはもちろん、買って置いておくだけの『積ん読』でも意味がある」と日常的な本との出会いが大事だとした。
講演を聞いた70代の男性は「最近になって本を読むようになったが、子どもの頃から本を読むことの大切さを知った」と感想を話した。
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