テレビ朝日で報道番組に携わった経験のある社員がニュースと災害報道について語る講演会が10月3日、南区役所で行われた。区の生涯学習事業で約30人が集まった。
講師を務めたのは、「報道ステーション」のディレクターなどを務めた久慈省平さん。現在は広報局所属で防災士の資格も持つ。
前半はニュース番組ができるまでの流れや警察取材で使われる隠語などを紹介。後半は実際のニュース映像を用いて、災害報道の現場で起きていることを説明した。
2011年の東日本大震災発生直後、テレビ朝日はアナウンサーが揺れ具合を説明することに終始したり、お台場で発生した火災の映像を繰り返し放送していた。久慈さんは「大津波警報が発令されていたのだから、今すぐ避難することをもっと呼び掛けるべきだった」と振り返った。この教訓から同局は災害時の緊急放送訓練を毎日行っていることも紹介した。
参加者からはニュース番組の制作過程に関する質問が多く寄せられた。
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