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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2024.09.19

保土ケ谷区老人クラブ連合会の第12代会長を務めている
保要(ほよう) 民子さん
狩場町在住 80歳

楽しく、和気あいあいと

 ○…「人生100年時代 生きがいを見つけ、より豊かな人生を」というスローガンを体現するべく、今年4月から舵取り役として尽力している。保土ケ谷区老連の歴史上、初めての女性会長。「区老連にはリーダーシップのある女性会員がたくさんいる。男女関係なく、気持ち良く活動に参加できるような雰囲気づくりに努めていきたい」と抱負を語る。

 ○…岩崎小、岩崎中を卒業した地元っ子。昔の保土ケ谷区は今よりも自然が豊かなまちだったといい、田んぼでドジョウを捕まえたりする活発な子どもだった。近所の山で採れた草などを練り込んだ、母親特製の草餅を食べるのが楽しみだったと当時を振り返り、「不思議なことにあの味は母にしか出せないね」ときっぱり。忘れられない思い出の味を残してくれた母親は3年前に111歳で天国へと旅立った。「母のようによく食べて、まだまだ元気でいなくちゃ」とほほ笑む。

 ○…昨今、市内各地の老人クラブで会員数の減少が課題となっている。女性活動部の充実化や広域クラブ「ハナミズキ」の活動促進を図り、会員数の減少に歯止めをかける。「保土ケ谷は7地区ごとにクラブが存在するが、活動を縮小している地域もある。地域の垣根を越えた広域クラブが活動の受け皿となり、後進を育成する役割も担えれば」と方針を固める。

 ○…所属する地域の老人クラブでは設立時からのメンバーで、会長を9年間務めた。自治会主催の盆踊り大会で踊りの指導に携わり多くのつながりを育んだ経験を活かし、地域ぐるみで高齢者を見守りたいという。「人生の後半を楽しく過ごせるようにするのが老人クラブの役割」―。シニア世代の健康で生きがいある暮らしを支え、笑顔の輪を広げる。

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