神奈川県と横浜市は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、今夏の屋外プールの営業を中止すると発表した。県立公園3カ所と市営28カ所の計31カ所。区内は、三ツ池公園と潮田、岸谷、平安の各公園プールが対象となる。
三ツ池は2年連続
三ツ池公園は、昨年に続いて2年連続の休止となる。昨年はプールに水を送る供給管が老朽化で破損し漏水が発生。開設を断念していた。三ツ池公園によると、今年度はオープン予定だったという。
県は「楽しみにしていた多くの皆さまには不便をかけるが理解をお願いしたい」と話す。
安全面を考慮
例年、7月の第2土曜日から9月上旬まで開かれる市営プールも、すべての期間で営業中止を決定。市は、「密集、密接の場面が想定され、更衣室等の施設では密閉も生じる」などとし、安全を整えることが困難だとして理解を求めた。
唯一の海水浴場も
今年は「海の公園」=金沢区=にある市内唯一の海水浴場も、新型コロナの影響で開設されないことが決まっている。
昨年は約10万人が訪れた市内レジャースポットの一つ。今年は7月11日から8月31日まで開設予定だったが、市は「密が避けられない」と判断した。湘南など県内の海水浴場が開設を断念したことも背景にあった。
同所は潮干狩りも人気だが、今年は4月9日から砂浜を閉鎖し、6月30日まで禁止している。
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