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鶴見区版 公開:2016年1月1日 エリアトップへ

五輪の出発点 鶴見で光る原石【1】 体操王国の未来背負う 築山翔馬君(新鶴見小6年)

スポーツ

公開:2016年1月1日

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 白井健三選手(日体大)を輩出した鶴見ジュニア体操クラブに所属し、次世代の新星として期待されている築山翔馬君(新鶴見小6年)。昨年11月、第10回全国ブロック選抜U―12体操競技選手権大会で2年連続となる個人総合優勝を果たした。ゆかとつり輪の2部門を制しての連覇。「あん馬で失敗してから、気持ちを切り替えることができた」。怪我を乗り越え、精神面もたくましく成長した。

 体操を始めたのは5歳のころ。幼稚園ではつらつと遊んでいるのを見た先生が、運動神経の良さに驚き体操を勧めたのがきっかけだったという。学校が終われば誰よりも早く練習場へ足を運び、トランポリンを跳ぶ毎日。白井選手や田中佑典選手など日本をけん引する選手を育ててきた同クラブの水口晴雄コーチは「何も言わなくても自分で練習ができる子」と称賛する。練習では最高難度にあたるG難度のリ・ジョンソン(後方かかえ込み2回宙返り3回ひねり)を小学3年生にして成功させるなど、「ひねりの感覚が素晴らしい」と名伯楽を唸らせる。

完璧な演技求め

 優勝したつり輪だが、実は苦手な種目だという。「日本代表ではまだまだのレベル。跳馬も下手なので点数を上げていきたい」。気持ちの切り替えができるようになった昨年からレベルアップすべく、今年は完璧な演技を追求していく。めざすは水口コーチの教え子で、「世界でも一番正確」と評する田中佑典選手。「つま先とひざがすごくきれい。いつも動画を見させてもらっている」。憧れの存在を熱っぽく語る。

 現在の年齢制限だと東京五輪の出場資格に1歳届かないが、過去数回、変更された例もある。出場できることを信じて、2020年へ向け練習を重ねる。「まずは今年、全日本ジュニア二部で上位に入りたい」。高校生と同じステージでも、臆せず力を発揮する。

  ◇  ◇  ◇

 今年の夏にはいよいよリオデジャネイロ五輪が開幕する。このコーナーでは、オリンピックを目標に掲げ日々練習に励む未来のアスリート達を紹介する。

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