パラアスリートとの交流を通じて障害者との共生を学ぶ「あすチャレ!ジュニアアカデミー」が6月14日、汐入小学校で開かれた。日本財団パラスポーツサポートセンターの主催。
この取組みは、パラアスリートを講師に招き、障害とは何かを「知って」「体験して」「聞いてみる」ことで五感を使って考えてもらおうというもの。
当日は同校の4年生から6年生の85人が参加し、パラトライアスロン選手として活躍する中澤隆さんが講師を務めた。
中澤さんは、27歳で緑内障を発症し、32歳には視野の95%が欠損して視覚障害となった経緯を語り、トライアスロンとの出会いや盲導犬との生活などを紹介。そして「できるかできないかを決めつけず、ピンチをチャンスと捉えて挑戦してほしい」と児童たちに呼びかけた。
その後、児童たちはグループに分かれて中澤さんとビーチフラッグを楽しむためのルール作りに挑戦。アイマスク着用などの案が上がり、一緒に体を動かして楽しんだ。
体験を終えて児童の1人、本間勇介さん(6年)は「みんなで盛り上がることができて楽しかった。中澤さんの話や、視界の見え方にも種類があることも勉強になった」と話した。
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