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公開日:2026.07.02
特殊詐欺 多発傾向続く 「投資・ロマンス」も
神奈川区内では依然、特殊詐欺の被害が県内でも多い傾向にある。神奈川警察署によると、今年5月末までの被害件数(手集計)は36件で昨年同時期プラス2件。SNS型の投資・ロマンス詐欺も昨年同時期より17件多い30件と多発しており、同署では警戒を呼び掛けている。
特殊詐欺で昨年から続いて被害が多いのが「ニセ警察官」による手口。SNSを通じてビデオ通話に誘導し、捜査対象であるような物言いで不安をあおり、言葉巧みにお金を奪っていく。
一方のSNS型投資・ロマンス詐欺は恋愛感情や投資欲に付け込み、投資金や相手の治療費など、様々な名目で金銭をだまし取るもの。性質上、被害額が大きくなりがちなのが特徴だ。
神奈川警察署の岡本学署長は「手口は分かっていても、いざ自分の身に起こると冷静に見ることができず騙されてしまうことが多い」と話す。同署管内では昨年、特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺を合わせて約180件・20億円を超える被害が発生している。
同署では「警察官がSNSで連絡や取り調べをすることは絶対にありません」とし、特殊詐欺で多く使われる海外からの国際電話をブロックする、警視庁推奨の特殊詐欺対策アプリなどを紹介している。
被害阻止で表彰
そうした中、詐欺被害を偶然阻止したコンビニの来店客が6月24日、同署から表彰された。
台町で法律事務所を営む弁護士の飯島俊さんは6月7日、訪れた区内のコンビニで70代の男性が誰かと通話をしながらプリペイドカードを大量に購入し、上限までチャージしようとする現場に遭遇。飯島さんはその様子に詐欺被害を疑い、男性に声掛け。最初は拒否されたが根気強く理由を問うと、男性が「パソコンを止められていて解除するのに必要」と説明。そこで「詐欺ですよ」と自らの職業を明かして再度説明し、被害を防いだ。警察が来るまでの間、ソフトウェア会社のサポートセンターを名乗る電話先の人物とも直接会話を続けた飯島さん。弁護士として普段から詐欺被害者からの相談のほか、受け子や出し子の弁護も担当した経験を持つ。
岡本署長から感謝状を贈られた飯島さんは「少しでも詐欺被害を減らすのに協力できたのであればうれしい」と話した。
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