防災でまちを1つに 宮前地区連合町内会創立50周年記念シリーズその6 鷺沼町会
「子どもとお年寄りにやさしいまち。それが、”いつまでも住み続けたいまち”につながると思うんだ」。昭和61年4月(1986)に当時の有馬鷺沼町会から東有馬町会とともに分かれて誕生した。現在は約5000世帯、1万人が暮らす。そのうち会員は3140世帯あまり。初代会長を務めた父親の後を継ぐかたちで8年前から会長に。「古い考えなのかもしれないけど隣近所、おたがい顔の見えるまちが理想」とにこやかな表情で語る。
区内でも、特に防災に力を入れている町会として知られる。「多くのことをやろうとしてもできないし、課題はほかにもある。でも防災のおかげで地域が1つにまとまってきたんだよ」。5年前から鷺沼小で実施している大規模訓練も、事前準備から当日の炊き出しにいたるまで多くの人が関わっている。特に高齢者の1人暮らし世帯など災害弱者を町会でどう守るかに重点を置く。「まずはそれぞれが自分や家族の命を守ること。あとは普段からの声がけや助け合いだよね。当たり前だけどこれがいざっていう時に大きな力になる」とキッパリ。
2011年から10年計画で毎年50本ずつ、計500本の街頭をLEDに交換する取組みもスタートした。「災害はいつくるか分からないし、次の世代に引き継ぐまで、もっと住み続けたいまちにしていきたい」。
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4月19日
4月12日