地域一丸で「いざ」に備え 有馬、鷺沼で防災訓練
大地震や風水害など、災害時に備えた自主防災訓練が有馬町会(福田熙会長)と鷺沼町会(持田和夫会長)で行われた。
有馬町会では19日、市立西有馬小学校を会場に地域住民約130人が参加した。大地震発生を想定し、支部ごとにグループで町会内にある一時(いっとき)避難場所に集合した後、同小体育館に集まった。会場では町会防災担当の永野勝さんほか警察、行政担当者が震災発生時の初期行動や避難所開設・運営についての講演と簡易トイレの組み立て訓練、隣接する有馬中学校内にある防災倉庫の見学などが行われた。ほかに炊き出し訓練として、防災グッズや備蓄食料となっているアルファ米と手づくりの豚汁が配られ、参加者は冷えた身体を豚汁であたためていた。
終了後、福田熙会長は「訓練の経験はもちろんのこと、日頃から顔の見える関係を築くことによって災害に強いまちをめざしたい」と話していた。
鷺沼町会では20日、市立鷺沼小学校で地域住民ら約750人が参加して自主防災訓練が行われた。集団避難を想定して一時避難場所に集まった参加者は、AED(自動体外除細動器)を使った心肺蘇生訓練や初期消火、煙体験、給水訓練のほか、寝たきりや足腰の弱い高齢者らを安全に避難させるための車イスの使用体験、仮設トイレの見学などで防災への備えを再確認していた。訓練には小学生なども数多く参加し、水消火器を使っての消火体験や10リットル入りの給水袋の重さを体感するなど熱心に取り組んでいた。また炊き出し訓練として手づくりのカレーライスが配られ、家族や参加者同士が隣り合って食べる姿が見られた。
持田和夫会長は「今年も子どもから高齢者まで数多く参加してくれた。今後も町会として住民の安全を守る防災対策に力を入れていきたい」と話していた。
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3月22日
3月15日