選出され笑顔の上島瞳子さん
西野川小学校６年の上島瞳子（とうこ）さん（11）が女子学童野球の神奈川県選抜チーム「ＹＡＭＡＹＵＲＩ」のメンバーに選出された。７月31日から愛媛県で開催する「ＮＰＢガールズトーナメント２０２１」に挑む。
上島さんは地元少年野球チーム「野川台フォルコンズ」で副主将、宮前区の女子野球チーム「宮前Ｑｕｅｅｎｓ」で主将を務める。ポジションは主に投手、遊撃手と捕手での出場だ。
６歳上の兄、駿介さんの影響で野球を始め、年長から宮前Ｑｕｅｅｎｓに所属。小学校入学前にチームに入団する子は珍しく、入団時に幼稚園児は上島さんだけだった。入学後には野川台フォルコンズにも所属し、６年間鍛錬を続けた。
上島さんは週末の両チームの練習だけでなく、平日には自宅で家族と共に自主練習に励む。朝は父･洋介さんと近くの公園でバッティングをしてから登校し、夕方は素振りと母･良子さんとのキャッチボールで技術を磨く。夜には投球フォームのチェックを行うなど、日々地道な努力を積み重ねてきた。
５月に行われた神奈川県選抜を決めるセレクションには、県内に約１３００人在籍する女子選手の中から、各地区連盟から推薦を受けた６年生女子約50人が参加。球速の測定やベースランニングのスピードなど複数の審査や、試合での活躍を踏まえ、17人の選抜チームメンバーの一人に選ばれた。選出理由は公開されていないが、上島さんは「次の塁を狙う走塁」が強みだ。
上島さんは「まさか自分が選ばれるとは思わなかった。チームに貢献できるように頑張りたい」と意気込む。
洋介さんは「選抜チームはスタメン争いが激しい。高いレベルの野球を経験して、成長してほしい」とエールを送る。
39チームが出場する全国大会の初戦は、31日に岐阜県代表と対戦する。
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