女性助け、表彰状 迅速な対応でお手柄
石井署長から表彰状を手渡される飯島さん（右）
多摩川で溺れていた女性を救助したとして多摩消防署（石井敏幸署長）はこのほど、麻生区在住の飯島浩二さん（48）と横浜市港北区在住の岡本惠太さん（26）に表彰状を贈った。
12月２日の午後６時17分頃、飯島さんは多摩川水道橋を自転車で走行中に、多摩川からバシャバシャという音と「助けて」という女性の声を聞いた。川を見ると流されている女性を発見したという。近くにいた男性に１１９番通報を依頼。河川敷に偶然居合わせた岡本さんに救助活動の協力を求めた。救助隊が到着すると、すばやく現場に案内。岡本さんは暗闇の中、流されている女性を監視し続けたという。
同署によると、夜間の暗闇の中、通報後も要救助者を監視し続け、到着した救助隊を迅速に案内したことが人命救助につながったという。石井署長は「冷静な判断と2人の連携した的確な行動により人命が救われたことに敬意を表します」と話し表彰状を渡した。
飯島さんは「若い女性の命が助かり、ホッとしている。夜間のため視界が悪いのに消防隊の方が機敏に活動していて、市民としても安心した」と話していた。飯島さんには13日に、岡本さんには18日に表彰状が贈呈された。
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