サッカーJ1・川崎フロンターレは、リーグ戦再開初戦のあす7月4日(土)、ホーム・等々力陸上競技場で鹿島アントラーズと対戦する。キックオフは午後7時。新型コロナの影響でリモートマッチ(無観客試合)として行われる中、同クラブは「新しい観戦スタイル」を提供していく。
「自宅に居ながら、等々力で感じる楽しさを味わってもらう」をコンセプトに、オンライン上で企画を展開。2009年からホームゲーム開催時に実施してきた「川崎フロンパーク」は、インターネット上の仮想空間で「オンラインフロンパーク」として実現する。オンライン会議ツールの「Remo」と「Zoom」を使って参加でき、すでに5月のテストを経て、6月から毎週土曜日に定期開催。これまで1500人が参加している。等々力陸上競技場をイメージした8階建ての空間の中で、選手のトークショーをはじめ、体験イベントやサポーター同士の交流も行われ、好評を博している。
鹿島戦では「JTBクイズツアー」「『カブの日』カブトムシ飼育日記」「川崎フロンターレ公認『衣装部』によるスポーツマスク作り」などを企画。同クラブはオンラインフロンパークについて、営業縮小を余儀なくされているサポート企業や商店の販売促進など、川崎の経済活性にもつなげていきたいとしている。
もう一つの取り組み「投げ銭」(ギフティング)は、クラブや選手を支援するシステムで、さまざまなスポーツチームが採用する。同クラブでは有料ネット配信サービス「DAZN(ダゾーン)」で試合観戦する人を対象に行う。送金アプリ「pring(プリン)」やスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を使い、中継時間の午後6時50分から9時10分までの間で受け付ける。
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