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多摩区・麻生区 社会

公開日:2022.09.23

中野島地区
食品ロス減に一役
毎週月曜 売れ残り安価で

  • 野菜を選ぶ来場者=12日

 多摩川沿いのコワーキングスペース・パークインプレイス(布田)の駐車場で9月12日、「食のアウトレット」と題した企画が始まった。毎週月曜日に開催し、売れ残った野菜等の販売で食品ロスの削減を目指す。

 パークインプレイスでは昨年12月から、中野島のパン屋・パントレプレナーと一緒に地域を盛り上げようと、土日を中心にキッチンカーマルシェを開催。新たな企画「食のアウトレット」は、山梨県産の有機野菜を移動販売するプラスヤオヤの「土日に売れ残った野菜を処分するのがもったいない」という声がきっかけだった。コラボ企画として、通常価格の半額程度で販売することになった。

 初日に訪れた山本佳子さん(41)は「3人の子どもがおり、食費がかかる。定期的に利用したい」と、トマトやナスを購入。プラスヤオヤの押田直樹さん(35)は「せっかく育てた野菜を捨てるのはつらい。このような場が定期的にあることはありがたい」と感謝を込めた。

 午後5時から8時の開催時間にはキッチンカーも1〜2台出店。9月26日にはピザのキッチンカーが出店予定で、購入した野菜でピザやカルツォーネを作ってくれるという。企画を担当するパントレプレナー従業員の清水雄太さん(22)は「今後、キッチンカーの売れ残りなども含め食品ロスを防ぐ場にしていけたら」と話している。

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