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公開日:2026.08.06

高ヶ坂寺院 建立500年 今は「学びの場」 地域に開放 若者ら集う

  • 以前行われた寺フェスの様子

    以前行われた寺フェスの様子

  • 「学びを得たい」と話す竹花さん

    「学びを得たい」と話す竹花さん

 高ヶ坂の祥雲寺が今年、建立されて500年の節目を迎えた。戦国時代に関東を拠点にした北条氏の武運を祈念するためなどに創建され、長年にわたり、現在の地で周辺に暮らす檀家らのよりどころになってきた。今は学びを求め、若者たちが立ち寄る姿がみられている。

 祥雲寺が開かれたのは1526年。24代目になるという住職の亀山典弘さんによると、戦国時代に関東をおさめていた北条氏の武運を祈念するためなどに建立された後は歴史の波に紆余曲折しながらも、現在の地で周辺に暮らす檀家らを見守り続けてきたという。

 近年は亀山さんの父親で先代の直樹さんが整備を進めた庭園などを見学にやってくる人が増え、「先代の取り組みのおかげで以前より開かれた寺院になったと思います」と亀山さんは話す。

教育の場に

 そんな寺には現在、学びを求める若者の姿もみられる。「お寺は元々、宗教行事のほかに教育や福祉、地域の中心の場という役割があった。それらを実現したい」と別の仕事に就いていた亀山さんが実家である寺院に関わり始めた2011年に寺を地域に開放することを決めたことに始まる。

 フリーマーケットや催しを寺で開くようになる一方で、亀山さんは若者などが経済や社会のことなど、さまざまなことを学べる「寺子屋」を開設。そのことを亀山さんのSNSなどで見た「何かやりたい」と考える若者らが集まるようになったという。「若者らが一歩踏み出すきっかけが生まれる場所をつくりたいと考えてきました」

 そして昨年、亀山さんが体調を崩し寺子屋企画が休止状態になってからも若者らの姿が絶えることはなく、「今は集まってくるみんなで今月13日(木)から3日間にわたって開催するイベント『寺フェス』に向けた準備を進めています」と亀山さん。その準備に加わる19歳の竹花妃織さんは「いずれ経営者になりたいと考えている。そのためのものがここでは学べるのではないかと思って」と寺に足を運ぶ理由を語り、「寺フェスは初参加。みんなに喜んでもらえる企画を考えたい」と意気込んでいる。

ステージなど

 13日から始まる寺フェス夏の陣はステージショーなどの企画のほか、飲食ブースなどが出店する予定といい、15日(土)まで。各日、午前9時から午後2時。入場無料で9月にも開催を予定してるという。

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