多摩区・麻生区 意見広告
公開日:2024.01.01
市政報告
『地域包括ケアシステムを構築するためには』
川崎市議会議員 かがみ まさひこ
〜統計データ等を活用した地域特性や地域課題の把握が重要〜
団塊の世代が75歳以上となる令和7年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステム構築に向けた取組が本市でも進められています。
地域包括ケアシステムを構築する上で、健康寿命(健康上のトラブルによって、日常生活が制限されずに暮らせる期間)の延伸が特に重要です。運動習慣、食生活の改善、社会参加によって、フレイル(加齢によって心身が弱っている状態)をいかに予防・回復できるかが、健康長寿のカギとなるのです。
令和元年度に国民健康保険の特定健診を受けた人の中で高血圧に該当する人は、多摩区全体で見ると40歳から74歳の2人に1人が高血圧でした。これを受け、高血圧と関係のある生活習慣とのデータ解析を行った結果、毎日の飲酒、運動習慣なし、就寝前2時間以内の食事の3項目が該当。多摩区では、区役所などで配布する多摩区全域地図にその結果を掲載するとともに、高血圧予防方法を記載する取組を行いました。
本取組は、多摩区地域みまもり支援センターが、新型コロナウイルス感染症等の影響により、介護予防教室や地域サロン等の開催が困難となった時期に、「今できること」を考え、データを用いて多摩区の現状を把握したことがきっかけとなったものです。とても積極的かつ有意義な取組であると思います。地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが求められます。今後は、区や小地区単位(地域包括ケアシステム圏域)毎に健康・医療情報を電子化・分析し、地域特性や地域課題、さらにはその地域に住む方々の健康的課題等を明らかにすることで、地域の実情に応じた新たな課題抽出、分析による地域マネジメントの推進が図れると考えます。
「運動をしましょう」「塩分をとりすぎないようにしましょう」等の対象者の意識や行動に変化を与えるための働きかけである普及啓発には限界があります。引き続き、統計データ等を活用した効率的かつ効果的な取組を市に提案・要望してまいります。
各務雅彦
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川崎市多摩区南生田5-14-11
TEL:044-948-7840
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