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「咳がなかなか止まらない」 アレルギーや咳喘息が原因も 取材協力/すずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきのご相談〉
風邪ではないのに「咳症状が治まらない」場合は、花粉やハウスダストによるアレルギー性のものや咳喘息が考えられるという。『すずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきのご相談〉』に取材した。
花粉症は「くしゃみ」や「鼻水」のイメージを持っている人が多いが、咽頭アレルギーにより「咳」の症状を引き起こすという。
鼻閉が続いていると口呼吸になり、のどが乾燥することで咳をおこす疾患にもなりやすくなる。この場合は腫れた鼻粘膜を収縮させるラジオ波治療で対応することができる。鼻が詰まった状態でも治療でき6歳位から可能(個人差あり)。治療そのものは2分程度で、同院は1000例以上の実績がある。
また、風邪症状の後に咳だけが何日も残る場合は咳喘息が考えられるという。「咳喘息は誰もがなりうる症状で、気管支の管の中が健康時よりも狭くなっている状態」と鈴木院長。
咳喘息は喘息の前段階と言われており、放置すると約30%の人が喘息に移行する可能性があるという。
マイコプラズマの可能性
マイコプラズマは真核生物細菌のことで、長引く咳と発熱が特徴で治療をしないと肺炎になることがあるという。
初期症状が風邪と区別が付きにくく、幼児から中学生ぐらいまでと、若年層に比較的多い肺炎の気炎菌として知られている。季節とは関係なく流行し、潜伏期間は2〜3週間と長い。「学校のクラスや職場など、一定数以上が集まる場所で広がることがあります。『風邪を引いて咳をしている人が多い』といった時は可能性が疑われます」とのこと。
鈴木院長は「このように咳症状は多数見られます。風邪の後遺症として咳が長引くことがありますが、咳止めなどを飲んでも治まらない場合は原因を把握する必要があります。その上で治療することが大切」と話している。
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4月19日
4月12日