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公開日:2026.04.03

上平間在住女子プロボクサー 柳尾さん 「アジア」の王者に 東洋太平洋で初タイトル

  • チャンピオンベルトを手に笑顔を見せる柳尾さん

    チャンピオンベルトを手に笑顔を見せる柳尾さん

 上平間在住の女子プロボクサー・柳尾美佳さん(30/花形ボクシングジム)が3月12日に東京・後楽園ホールで行われた東洋太平洋女子フライ級王座決定戦に勝利し、新王者になった。試合後、本紙の取材に応じた柳尾さんは「応援してくれた地元の人たちのためにも世界チャンピオンを目指したい」と力強く宣言した。

 「ベルトを獲ると、こんなに変わるものなんですね」。周囲の反響の大きさに驚いたと話す柳尾さん。日本女子フライ級王者の山家七恵さんを3対0の判定で下し、プロになって6年目で初のタイトルを獲得した。

 相手の山家さんは、着実にポイントを取るスタイルのサウスポー。1年前に日本女子フライ級のタイトルマッチで挑戦し、そのときは0対3で敗れた。初のタイトル戦で地に足が着いていなかったこともあるが、がむしゃらに向かって行った柳尾さんに対し、試合運びが巧みで経験豊富な山家さんにペースを握られてしまった。

 しかし、リベンジ戦となった今回の王座決定戦を「こんなに冷静にリングの上に立てたのは初めて。絶対に勝てると信じていた」と柳尾さんは振り返る。前回の山家さんとの日本タイトル戦に敗れた後、ボクシングスタイルを大きく変えた。「これまでは(相手に向かって)ガンガン行くタイプだった。今は技巧派というか、相手に合わせて戦えるようになった」。トレーナーを3人に増やし、さまざまな意見を取り入れながら、相手を研究して、どんな戦い方にも対応できる技術を身に着けた。

 それからは対戦相手に五輪出場経験者など、あえて強敵を組んでもらい、勝利を重ねながら自らの戦術を磨き上げていった。王座決定戦では「完璧に近いほど思い描いていた通りの戦いができた。(KOで)倒せなかったことだけが悔しい」。ご褒美に大好きなラーメンを食べに行き、ようやく車も手に入れたと笑顔を見せた。

 試合直後は「しばらく休んでゆっくりしたい」と口にしていた柳尾さんだが、「これで世界ランキングに入ると思う。世界王者を目標にやるだけやってみたい」と新たな決意を口にした。

 「中原区100人カイギ」などに参加し、地域での活動も大切にする柳尾さん。地域からの応援が一番の力になるという。アジア・オセアニア地区を代表するチャンピオンになった今、夢を追う子どもたちに伝えたいことがある。「自分は大人になってからボクシングを始めて、デビュー戦はKO負けだった。それでも諦めなければ夢をかなえることができる」

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