川崎市上下水道局は11月20日、台風19号により浸水被害が発生した地区の住民説明会を上丸子小学校で行い、地域住民ら約250人が参加した。
この日は、主に上丸子山王町1丁目と2丁目に大きな被害をもたらした要因とされている山王排水樋管について、当日の市の対応などへの質疑応答が行われた。
市上下水道局の職員は、10月12日から13日にかけて山王排水樋管のゲートの開閉状況や区内の降雨量、多摩川の水位などを時系列で説明。市は、ゲートの開閉について通常は、河川の水位などから総合的に判断するとし、12日は午後10時52分のゲート閉鎖開始まで全開のままで、土砂堆積の状況から多摩川の水が逆流したと伝えた。
住民からは「ゲートの閉鎖が遅いのでは」「ゲートの全閉まで12時間かかかっているのは整備不良だったのでは」「人災ではないか」「再び同じようなことが起きるのか不安」など疑問の声が上がっていた。
説明会は同小で2回、宮内小で1回行われ、3回で1000人以上の住民が訪れた。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|