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中原区 文化

公開日:2026.01.01

空花ARTSPROJECT
「多文化共生を目指し」
能、箏、バレエによるコラボ

  • 「伝統文化を新たな形で伝えたい」と話す3人(上)、創造的な舞台の様子

    「伝統文化を新たな形で伝えたい」と話す3人(上)、創造的な舞台の様子

 能楽師、箏奏者、バレエダンサーによる異色のコラボレーション。一線で活躍する文化人による市民団体「空花ARTS PROJECT」は、日本の伝統芸能を基本に、多文化共生を目指して昨年7月に結成された。

 昨秋に下小田中小学校で初めての舞台を披露し、今年も地域のこども文化センターや高齢者施設などでのボランティア活動を予定。メンバーは代表を務める市内在住の観世流能楽師・角当直隆さん(57)、副代表はバレエ指導者で裏千家・茶道講師の三沢範子さん(69)、生田流箏奏者・滝川美鶴さん(69)の3人を中心に構成される。

独創的な世界感

 イベントや文化団体等を通じて交流があった3人。それぞれの分野の特色をシンクロさせた独創的な舞台が見る者を魅了する。特筆すべき点が、寄り添うのではなく、突き抜けたパフォーマンスを披露していること。例えば箏の演奏による『鳥のように』という曲で舞ったのは、能のような動きではなく、能楽の舞いそのものだ。

 角当さんは「自分にできるのは650年の歴史の中で培われた能楽の舞い。演目の中にある鳥のサギの動きの一部を曲に合わせた」と話す。三沢さんは「バレエには『白鳥の湖』など、鳥を表現する動きがたくさんある。イメージを膨らませて具現化し、違和感なく箏の音色に溶け込むことができた」と説明する。

 滝川さんは「同じ舞台の上で演奏していて心が震えるほど感動した。3人の『気』が重なり合い、そこに心の交流が生まれ、自分たちの力になる」と思いを口にした。

 和である能楽と箏は親和性が高いが、そこに洋のバレエが加わることで、多文化共生を表現。3人が次に目指しているのは「世界の舞台」だ。古い文化を壊すことなく、新しい形として伝えていくことで未来が開けると信じている。同プロジェクトの詳細は公式ウェブサイト。

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