中原区 社会
公開日:2026.10.02
日医大武蔵小杉 新興感染症に備え訓練 70人が連携強化を再確認
日本医科大学武蔵小杉キャンパス(小杉町)の大講義室で9月19日、新興・再興感染症の発生等を想定した合同机上訓練が実施された。
診療報酬改定の「感染対策向上加算」に伴う地域連携の一環で、川崎市南部ブロックの医療機関や医師会、行政関係者ら約70人が集まった。訓練では未知の感染症発生時における患者の転院搬送調整や、リスクアセスメントの検証が行われた。参加者はグループごとに異なるシナリオに沿って熱心な議論を展開し、情報の共有手順や課題の抽出、多職種連携のあり方を確認。冒頭のあいさつに立った日本医科大学武蔵小杉病院の谷合信彦院長は、コロナ禍初期における自院のクラスター経験に言及。「危機的状況下では行政の対応を待つだけでなく、病院同士が直接つながり手を組むことが何より大切だった。地域のリーダーシップを持った集団として意思を統一し、即座に行動できる体制を作ることが命を守ることに直結する。平時から知識を身につけ、備えを万全にしてほしい」と強い思いを語った。合同訓練では、有事の迅速な初動と地域一丸となった対応力の向上に向け、参加者は連携強化への意気込みを新たにした。
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