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麻生区

公開日:2014.09.26

高石在住笠原 一人(かずひと)さん
若手選手の成長支える
「自力で勝てるように」

  • 京王閣で練習に励む高木選手(右)と笠原さん

 28日から30日まで川崎競輪場で開催される「ガールズケイリン」。「ガールズケイリン」は2012年にプロスポーツとして約48年ぶりに復活を遂げ、今年新たに3期生を迎え、賑わいを見せている女子競輪である―。



 区内高石在住で、元競輪選手の笠原一人さんは2012年7月に現役引退後、現在は調布市の京王閣競輪場を拠点に、今年5月にデビューしたガールズケイリン3期生の高木真備(まきび)選手(20)の指導にあたっている。競輪界では基本的には人間性などを学ぶために、「師匠」と呼ばれる、先輩の現役選手やOBにつかなければ選手になれない。笠原さんも高木選手の「師匠」として日々フォームをチェックしたり、勝つための戦術の相談を受けたりと、選手に寄り添う。笠原さんは「高木選手は私の現役時代と似て、短距離を速く走れる『スプリンター』。まだまだ成長過程ですが、自力で勝てる選手になってほしい」と語る。高木選手は「笠原さんはいつも優しく丁寧に教えてくれる。年末にグランプリに出場し、賞金女王を目指していきたい」と話す。



 笠原さんは「私は若いころにもっと努力をしてくればよかったと思っている。高木選手には悔いのない競輪人生を送ってほしい。ガールズケイリンも人気が出てきているので、若い選手が成長し、競輪界が盛り上がってくれれば」と語る。笠原さんと高木選手の二人三脚の競輪人生はまだ始まったばかりだ。

 

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