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麻生区 人物風土記

公開日:2022.05.20

5月21日にイベント「シェア・ア・マンス」を主催するアクセサリー作家
大和田 瞳さん
高石在住 43歳

軸をずらさず、こつこつと

 ○…複数の出展者が1つの会場をシェアしながら、アクセサリーや雑貨販売のほか、マッサージなどを提供する「シェア・ア・マンス」を5月21日に開催する。通算38回目となるイベントだが、ほかのグループと初の合同開催。「どんな風になるか楽しみ。当日は駅前でマルシェもあるので一緒に盛り上げていければ」と声を弾ませる。

 ○…多様なジャンルが集まるこのイベントは、同じ空間を共有することに重点を置く。「会場に足を運んでもらい、人同士や物同士のつながりを大切にする場にしたい」という思いからだ。コロナ下では非接触のイベントも増えたが、対面開催にこだわってきた。「オンラインだと奥行がなくなり、100パーセント、サービスや表現が提供できないと思って」

 ○…幼いころから図画工作や手芸が得意。小学校の卒業文章に書いた将来の夢をかなえ、都内でデザイナーとして勤務した。明るい気持ちになれるカラフルな色使いの洋服作りに携わることを望んでいたが、世間では次第に定番色ばかりが売られるように。そんな頃、趣味で自分の好きなアクセサリーを作ることに夢中になり、SNSで公開すると友人たちからの反応は上々。製作を依頼されることもあった。「身に付けた人が褒められるものを作りたい」と、7年前にアクセサリー作家として歩み始めた。

 ○…麻生区には第一子が生まれたタイミングで緑が多い環境に惹かれて引っ越してきた。リフレッシュにはキックボクシングやゴルフで汗を流す。仕事でもプライベートでも大切にするのは「軸をずらさないこと」。多くの人と関わる中、「自分を保ちながら行動することが大事だと思う。少しずつの積み重ねで今の自分がある」とぶれない姿勢を貫く。

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