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麻生区 人物風土記

公開日:2024.01.26

結成20周年を迎えた「和太鼓じゅげむ」の代表者の1人の
飯田 真由美さん
上麻生在住 

感謝と共に輪を広げ

 ○…麻生区を拠点に活動を続け、20周年の節目を迎えた「和太鼓じゅげむ」。代表メンバーの1人として活動をけん引する。今月21日に川崎市アートセンターで行われた記念演奏会では、かつて活動を共にした旧友や家族など、観客に音で感謝を伝えた。10周年以降メンバーの変動もあったが、意見を自由に言い合える和やかな雰囲気が奏功し、良好な関係を築いてきた。「協力して完成させた演奏会。満足度も含め100点です」と顔をほころばせる。

 ○…学生時代にはピアノやエレキベースなどに励んだが、システムエンジニア職への就職や子育てで、自分の時間を作ることが困難に。落ち着いた頃に始めたのが、興味を持っていた太鼓だった。「リズムを刻み、みんなと一体になれるのが楽しくて安心する」と熱中し続け十数年。共にグループを率いる代表メンバーと、助け合いながら日々まい進する。

 ○…「時間を経て見え方も変化した。作り手として創作意欲が高まっている」。オリジナル曲の制作や、円盤型の金属製打楽器・ハンドパンの演奏を取り入れたステージづくりなど、模索しながら新たな表現に挑戦する。仲間と共に立ち上げた児童向けの太鼓クラブ「鼓打舞(こだま)」の活動にもさらに力点をおき、子どもたちのパワフルさや集中力からの刺激を楽しみつつ活動を展開していく。

 ○…自身が住む山口台自治会に加入し、企画の準備などを行う文化部として住民交流の場を支える。今年度はコロナ禍で中止していた夏祭りや餅つきなども再開し、老若男女問わず幅広い世代の人と触れ合う年となった。「まちの伝統的な行事を、若い人も大事にしているんだと発見があった」と目を輝かせる。周囲への感謝を忘れず、人の輪を広げ続ける。

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