前財務大臣で昨秋、旭日重光章を受章した城島光力さんの受章記念祝賀会が先月28日、都内で開かれた。川崎市から福田紀彦市長、山田長満川崎商工会議所会頭らが来賓として出席した。
あいさつで城島さんは1996年に初当選してからの政治家人生を総括。郵政解散後、神奈川10区(川崎区・幸区・中原区)に鞍替えを言い渡された際には「ゼロからのスタート。波乱万丈の日々だった」と振り返った。また、財務大臣として国際通貨基金(IMF)世界銀行東京年次総会を取り仕切り、ラガルド専務理事へ赤い羽根をプレゼントしたことを思い出深い出来事として挙げた。国対委員長時代には、当時の岸田文雄自民党国対委員長、漆原良夫公明党国対委員長と社会保障と税の一体改革を進めるために汗を流し、3党合意にこぎつけたことを紹介。「こうしたおかげで(褒章)をいただいた。今後も微力ではあるがお役に立てるよう精進する」と述べた。
発起人には、岸田文雄自民党政調会長、野田佳彦前首相、枝野幸男立憲民主党代表、玉木雄一郎国民民主党代表、井上義久公明党副代表、神津里季生連合会長らが名を連ねた。岸田政調会長は「国対の世界は独特だが、最後に頼りになるのは信頼関係。(城島さんは)誠実まじめで根気よく話を聞いてくれた。3党合意は一生の財産」と称えた。野田前首相は「悪夢のような政権だったかもしれないが、褒章を授章したことは安倍さんも(城島さんの仕事ぶりを)認めた証拠だ」と述べた。
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