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川崎区・幸区版 公開:2022年7月22日 エリアトップへ

川崎山王祭「観光資源に」 実行委形式で盛り上げ企画

社会

公開:2022年7月22日

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川崎山王祭が行われる稲毛神社の社殿
川崎山王祭が行われる稲毛神社の社殿

 稲毛神社(川崎区宮本町/市川和裕宮司)で8月1日から始まる例大祭「川崎山王祭」を盛り上げようと、地元町内会や各種団体が実行委員会(鬼塚保委員長)を設立し、準備を進めている。祭りの最終日にあたる7日の「神幸祭」には「山王ふぇすてぃばる」 と銘打った催しを市役所通りで企画。実行委員会ではこの祭りを川崎駅前の「観光の目玉」にしていきたい考えだ。

 実行委員会は昨年12月に発足。同神社の氏子23町会や川崎鳶組合、川崎商工会議所、川崎市観光協会、川崎駅広域商店街連合会、氏子青年会などでつくり、川崎区役所や市役所も協力する。

 川崎山王祭は、江戸時代には「東の祇園」とも称され、現在も毎年8月1日、2日から直後の日曜日にかけて盛大に行われ「川崎の夏の風物詩」として地域住民に親しまれている。2日に行われる「古式宮座式」は、神奈川県民俗文化財に指定。最終日に出される『孔雀神輿』と『玉神輿』と呼ばれる男女二基の宮神輿が23町内を練り歩く道のりでは「神の結婚」「懐妊」「御子神の誕生」の物語が描かれ、独特な神輿の担ぎ方が行われることでも知られている。

 実行委員会ではこれらを「貴重な観光資源」と位置付け。地域が心を一つにし、こうした魅力を市、川崎区内外に発信することで、より多くの人が川崎駅前を訪れる「インバウンド効果」に期待を寄せる。

 「山王ふぇすてぃばる」の開催当日は、午後5時から8時まで、市役所通りを通行止め(砂子交差点〜ハローブリッジ交差点間は3車線、川崎ダイス〜砂子交差点は2車線)にし、パレードを実施。2基の宮神輿を台車に乗せての巡幸や中学生による吹奏楽演奏などを行う。また、境内には屋台の出店も計画されている。

 川崎区制50周年の節目にあたる中での開催に「意義深さを感じる」と実行委員会。来年は神社近くの東海道川崎宿が起立400年、2024年には川崎市制100周年を迎えることから、今回の開催をたたき台に、来年以降はさらに盛り上げていきたい考えだ。実行委員会の一人は市内7区の中で川崎区が唯一、区民祭りがない点を指摘。「ゆくゆくは川崎区民祭りにしていきたい」と意気込みを見せている。

 川崎山王祭のスケジュールについて関係者は、コロナ感染拡大の状況によっては計画変更の可能性もあるという。

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