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公開日:2026.06.19
川総産 若きドローン人材 国家資格取得者も2人
川崎総合科学高校定時制(幸区小向仲野町)の授業でドローンが取り入れられている。社会に役立つ人材の輩出や、生徒の学ぶ意欲向上などを目的とした取り組みは今年で5年を迎え、6月までに2人の生徒がドローンの国家資格を取得。深い知識を持った若者が、川崎で誕生している。
出没した熊の撮影や電波塔の点検、スポーツ中継など、ドローンの活用はあらゆる場面で広がりつつある。そんな現代社会に出た際に役立つようにと、同校が授業に取り入れたのは2021年。「定時制は昔はやんちゃなイメージだったが、今はおとなしい子が多い。ドローンを学ぶことで、そんな子たちに自信を持ってもらいたかった意味もある」と同校の宮澤賀津雄教諭は語る。
6月10日、3年生の実習の授業ではドローンの操縦が行われた。生徒たちは機体を離陸させたのち、目の上の高さで止め、カラーコーンが置かれた各ポイントまで操縦して元の場所まで戻る一連の操作を実行。「実際の国家試験で行う実技を想定した練習なんです」と宮澤教諭は述べる。先生たちのアドバイスを受けながら操作を終えた生徒は「奥行きを把握してコーンの真上に機体を止めるのが難しい。資格試験は簡単ではないけど、取得を目指して頑張りたい」と抱負を語った。
同校の授業ではそのほか、機体を動かす頭脳となるプログラミングの作成やドローンの組み立てなどを網羅的に学ぶ。民間のスクールでは、未経験者で約40万円(二等)ほどかかるが、同校ではすべて授業内で完結するというのも特色だ。
「仕事の幅広がれば」
「⼆等無⼈航空機操縦⼠」の国家資格を取得した大城銀士(ぎんじ)さん(4年)は「最初は資格を取るつもりはなかったけど、授業で操作ができるようになって興味が出てきた」と振り返る。ただ筆記の試験は難しく、「分厚いテキストでドローンの法律などを学ぶのは大変だった」。電気工事などの業界に進みたいという大城さんは「ドローンが活躍する場面は増えていくと思うので、仕事の幅が広がってくれれば」と将来の展望を話した。
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