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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2026.05.29

4月1日付で夢見ヶ崎動物公園の園長に就任した 浅井 威一郎さん 幸区在住 54歳

  • 浅井 威一郎さん (写真1)

命見守る深い愛情

 ○…再整備計画が進む夢見ヶ崎動物公園の園長に就任して、はや2カ月。関係各所とのやり取りで、今は動物と直接触れ合う時間は少ないが、「頼もしい職員の働きぶりには励まされる」と新たな職場に目を配る。再整備のテーマは『いのちを感じる』。市内唯一の動物園でありつつ、自然豊かな公園でもあるという特徴を大切にし、「市民、動物、職員のために、より良い方向に向かっていきたい」と決意を述べる。

 ○…川崎区出身。小学生の頃には飼育員を務めるほど「生き物全般が好きでした」。ある日、小学校で飼っていたウサギの死に直面。「どうすれば治せたのだろう」という思いを抱いたがきっかけで、獣医の道に。麻布大学の獣医学部に進学し、畜産関係の研究室に所属。乳の出が悪くなった乳牛の治療などを研究した。川崎市に入庁後は主に衛生関係の職場を渡り歩き、感染症対策や狂犬病の予防などに従事。小さい頃の思いのままに、公衆衛生の最前線に立ち続けてきた。

 ○…横浜DeNAベイスターズの大ファンで、小さい頃の推しはエースだった遠藤一彦(当時の大洋ホエールズ)。スタジアムに足を運ぶ時にはスコアブックを付けて観るほどまめな性格だ。妻も獣医で、娘は獣医学部に在学中の獣医一家。家族旅行の際にも動物園に足を運ぶという。

 ○…異動前、夢見ヶ崎動物公園で働いている自分を夢に見たのが、まさか正夢に。「妻にLINEで伝えると驚いていました」といたずらっぽく笑う。夢見ヶ崎は室町時代の武将・太田道灌が同地の夢を見たという逸話から付けられた地名。「不思議な縁を感じます。呼ばれたのかもしれませんね」と目を細め、これからの道のりに思いを馳せる。

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