市政報告 高齢者外出支援乗車事業(バス料金)利用者負担増の検討は止めよ 日本共産党川崎市議団 渡辺 学
川崎市は高齢者の社会参加、福祉の増進を目的とした、「高齢者外出支援乗車事業」の見直しを進めています。高齢化により年々事業費が増加し、今後も増大することを問題としています。
「行政・バス事業者・利用者」の三者の負担割合の見直し
川崎市は2020年度に「川崎市高齢者外出支援乗車事業のあり方検討会議」を設置。21年3月の報告書で事業の方向を示しました。その方向は「行政・バス事業者・利用者」の三者の負担割合の見直しでした。
高齢者フリーパス、半額料金を見直し検討、24年度に改定予定
具体的な内容は、現行の高齢者フリーパス(月1000円)と半額料金の見直しです。今年10月から開始のICカード化の目的は、利用者の正確な利用回数の把握です。今後、データを基に事業費の増加分を利用者に転嫁しようとしています。フリーパス式の利用回数上限の設定や負担額の増額などを検討して、24年度には改定を予定しています。
高齢者の社会参加、福祉増進の目的はどこへ
福祉増進の目的は一体どこへいってしまったのでしょうか。同事業は高齢者の通院や買物に欠かせない移動を支援するものです。
外出支援を促進し、生きがいのある生活を支える事業を行財政改革=受益者負担の名目で後退させてはなりません。
年金削減、医療費引上げなどで高齢者の負担が増大し生活を苦しめている中で高齢者にさらに負担増を強いるような改定を行わないよう強く求めて行きます。
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5月17日
5月10日