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川崎区・幸区版 公開:2024年4月26日 エリアトップへ

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長 中山 寛隆さん 高津区在住 36歳

公開:2024年4月26日

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歌声の魅力、人生に重ね

 ○…市制100周年を祝う合唱団が発足し、公募含め400人規模に。全体構成や選曲など事業の企画に携わり、7月1日の壮大なプロジェクトに向け奔走する。「本気で臨みたい人から舞台を楽しみたい未経験者まで、熱量を共有し、同じベクトルで進めたい」と初練習を心待ちにする。

 ○…テニスに打ち込んでいた高1の頃、音楽教師から合唱部への入部を勧誘された。「4歳から習っていたピアノの伴奏担当かと思ったら、歌声を評価されて。驚いたけどうれしかった」。初の定期演奏会で歌った「御伽草子」が人生を変えた。「人の声だけでこんなに表現できる幅があるなんて」と感銘を受け、その物語や情景の移り変わりも感じられた。大学選びでは合唱サークルの実績を重視。そこで出会った後輩が縁で、連盟の理事に就任。運営を支える各合唱祭では舞台に立つ子や高齢者の歌声を聴きながら、「その人の人生に思いを馳せ、生きる素晴らしさを感じられる」のも合唱の魅力だ。

 ○…夢はアイスランドへの旅。大学の頃に留学していた英国ロンドンから渡航する予定だったが、体調を崩し断念。「専攻科目だった言語史を学べるし、人口30万人の島国で温泉もあり日本との共通点も多い」。好奇心は今もやまず、書物を読んでは思いを募らせる日々。家族ができた今、「独りでは行かせないよ、と妻から釘を刺されています」と苦笑い。

 ○…114団体が加盟する規模の合唱連盟は全国でも稀。「合唱部が活発な高校や音大があり、OBやOGの活動も盛んなことが理由の一つ」。理事18人も、20〜70代で男女比もほぼ半々と多彩。「合唱は高齢者の趣味と思われがち。社会人になっても、子育てしながらでも、続けられる仕組みを作っていきたい」

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