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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2026.04.10

ミューザ川崎シンフォニーホールの新しいホールオルガニストに就任した 澤 菜摘さん 麻生区在住 32歳

  • 澤 菜摘さん (写真1)

届けたい、壮大な音色を

 ○…この春、ミューザ川崎にあるパイプオルガンのホールオルガニストに就任。「明るい気持ちにできる音楽家になりたい」と笑顔で話す。パイプオルガンの調整も役割の1つ。「この楽器の認知度は低い。その素晴らしさを伝えたい」と静かに語る。同ホールにあるパイプオルガンは日本最大級。5248本あるパイプに送り込まれた空気からは、71種類の豊かな音色が届けられる。フランスなどで1700年代のパイプオルガンにも触れて来た。卓越した耳を頼りに一つ一つパイプを丁寧に音を鳴らし、繊細な調律も司っていく。

 ○…石川県で生まれ、富山県高岡市で育った。4歳からピアノを習い始め「歌いながら弾くのが楽しかった」と話す。音楽をここまで長く続けれられたのは、8歳の時に出会った師のお陰。クラシック音楽やアートなど「感性を養う機会をくれた」と振り返る。

 ○…音楽家を志し、洗足学園音楽大学へ。パイプオルガンに出合ったのはこの頃。壮大な音の響きに心が揺れ、道を定めた。音楽留学で訪れたフランスは、コロナ禍。隔離期間を経て、リヨンの教会で久しぶりにパイプオルガンに触れた際、教会内に響き渡った音に「音の素晴らしさを再認識した」と話す。この募集も渡仏先で知った。川崎市は大学時代を過ごした思い入れのある場所。「運命だった」と語る。

 ○…一つ夢を叶えるとしたら「タイムマシンに乗って約2000年前と言われるパイプオルガンを発明した人に会いたい」と笑う。4月21日には新ホールオルガニストとしてお披露目コンサートが控える。前任者と共に企画した今回のプログラムは、演目をコース料理に見立てた。音のフルコースを観客に振舞い「楽しんでもらえたら嬉しいですね」と話した。

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