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公開日:2026.10.23

臨港バス 充電10分のEVバス登場 「メイドイン川崎」の技術で

  • 新型バスと給電設備を前にテープカットを行う関係者ら

    新型バスと給電設備を前にテープカットを行う関係者ら

 川崎鶴見臨港バス(野村正人取締役社長)は10月15日、塩浜営業所(川崎区塩浜)でパンタグラフ式の超急速充電EV(電気)バスの出発式を行った。これまで4時間ほどかかった充電が約10分と大幅に改善されるほか、従来の車体を改造することで費用も圧縮。市が目指す脱炭素社会の実現に寄与すると期待される。

 同社は2015年からEVバスを導入してきたが、従来のプラグイン式は充電時間が長く、充電待ちの車両が発生するため、スペースの確保が課題だった。

 新型バスはパンタグラフ式を採用し、公道を走る車両として日本初の商業運行となる。240㎾の出力によって短時間での充電が可能となり、待機車両のスペース問題も改善した。

 加えて、車両は既存のディーゼル車を改造して利用することで、プラグイン式のEVバスを新規で導入するより、費用を抑えることにも成功した。

 またバッテリーモジュール製造は東芝(幸区堀川町)、EVバスの改造と充電器製造はDrive Electro Technology(高津区坂戸)が担う。「メイドイン川崎」の体制で、一連の設備製造を行う。

 一回の充電で約50〜60Km、約3〜4時間の運行が可能。12月末頃から川崎区内での運行を予定している。現在は一日の運行の途中で塩浜営業所に戻って給電する必要があるが、27年度には川崎駅東口に同様の給電設備を設置予定。効率的にバスを走らせる未来を描く。

 出発式では野村社長があいさつ。「画期的なシステムとなった。日本全体にこの技術が広がり、バス業界がカーボンニュートラルを牽引できるようになっていきたい」と述べた。

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