JR相模原駅駅長に新たに就任した 須藤 理恵さん 相模原在勤 42歳
笑顔とお客様目線が武器
○…至福の鉄道の旅を提案する営業ウーマンから一転、安全で快適な運行を守る駅長に6月24日付で就任した。改札やホームの管理など駅での業務は初めて。まだ手探りな部分もあるが、専門的な業務は助役のサポートを得ながら進めつつ、営業畑で培った笑顔と企画・提案力を武器に、相模原駅を盛り上げようと意欲を燃やす。
○…仕事の原点は、短大時代に励んだケーキ店でのアルバイト。客の要望を聞き出し、ピッタリのケーキを勧め、満足して貰えた時の喜びはひとしおだった。短大では他にも栄養士の資格を取得したが、アルバイトを通してサービス業の虜になり、JRに入社した。旅行経験が少なく、知識に乏しかったため、初めは客にとって満足のいく旅行プランの提案ができず、悔しい思いをした。そこで、「お客様目線」に立ち、期待以上の情報を提供できるようJR東日本管内のほとんどの観光地に足を運んだ。「それまでの100倍は旅行したかな」。今では地名を言えば、著名な温泉地にはじまり、観光名所、名物が口をついて出てくる。窓口で学んだ「客のニーズを掴み、応える」力は、現在も仕事の原動力になっている。
○…旅行は、今では一番の趣味。休みとなれば、同僚や友人らと全国各地を飛び回る。温泉とその土地ならではの食事は欠かせない。近場のおすすめは、長野県の湯田中温泉。外湯めぐりができ、とびっきりの信州牛とそばと果物が味わえる。旅の相棒は「もちろんJR東日本」とにっこり。
○…今後は、営業で常に心掛けてきた「笑顔」と「お客様目線」を忘れずに、相模原駅を安心して使いやすい駅にしたいと意気込む。子どもたちなど未来のファン獲得に向け、車掌体験や制服を着た駅員との記念撮影、鉄道模型の展示を盛り込んだイベントの企画なども立ち上げる構え。笑顔光る新駅長の経験に裏打ちされたアイデアが、相模原駅に新風を吹き込むはずだ。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>