神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

両親に捧げる銅メダル 飛び込み坂井丞(しょう)さん アジア3位

公開:2014年10月23日

  • LINE
  • hatena

 韓国・仁川で1カ月にわたり行われたアジア大会の男子3m板飛び込みで、相模原市出身の坂井丞さん(日本体育大学4年)が3位に入賞し、2度目の出場で初の銅メダルを獲得した。アジア大会の飛び込み競技において、日本人男子のメダル獲得は2大会ぶり。

 坂井さんは、相模大野生まれの22歳。麻布大学附属渕野辺高校(現・麻布大附高)を卒業後、日体大に進学し、現在は水泳部のキャプテンを務めている。両親は日体大の飛び込みコーチで、姉と妹も選手というまさに飛び込み界のサラブレッドだ。

 今大会のメダル獲得を振り返り坂井さんは、「嬉しいというよりも、何よりほっとした」と率直に答えた。今年は、数カ月にわたって世界各地を転戦する飛び込みのワールドシリーズに参加するなど、3月から連戦続き。練習も細かい調整のみで精一杯という状況が続く中、同大水泳部のキャプテンとしてチームを引っ張る重責も背負っており、「シーズン中は正直しんどかった」と胸の内を明かす。だからこそ、アジア大会3位という結果を残せたことに、嬉しさよりも先に安堵感で一杯になった。

「東京五輪で金メダルを」

 支えてくれるコーチや部員への感謝の気持ちを胸に、集大成として挑んだ今大会。「両親にメダルをかけてあげたい」と強い思いで臨んだ。予選は調子を整えながら進めたが、決勝では「失敗する気がしなかった」というほど自信を持って演技を披露。口約通りメダルをかけると、普段は表情に出さない父親の弘靖さんからも「おめでとう」と労いの言葉をもらったという。

 次なる舞台は、来年2月の代表選考会。一旦はリオ五輪で引退し、コーチ転身を考えていたが、東京五輪開催が決まり2020年までの続行を決意した。「表彰台の一番高いところをめざしたい」。アジア大会で自信をつけた22歳が、相模原から世界の頂きを狙う。

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

泣き相撲参加者募集

亀ヶ池八幡宮

泣き相撲参加者募集

5月26日(日)

4月24日

児童がキャラ考案

富士見小

児童がキャラ考案

地元産キウイの普及へ

4月23日

新人にマナー研修

「とぶ」生き物が集合

「とぶ」生き物が集合

ふれあい科学館で企画展

4月20日

恒例の「ぷちまるしぇ」

恒例の「ぷちまるしぇ」

4月28日、横山台で

4月19日

人気の「溝の朝市」

上溝商店街

人気の「溝の朝市」

4月21日開催

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook