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有限会社ムラタカンパニー 「子育て支援の輪」広げ、笑顔のまちに 代表取締役社長村田 崇氏（69歳）
むらた・たかし（右から2番目）…1952年生まれ。不動産業および子育て支援施設OHANAを運営するムラタカンパニーの社長。「地域の人のため子育てしやすいまちをつくる」のが自らの使命
不動産業から子育て支援事業までを手掛ける、上溝の(有)ムラタカンパニー。「地域の人を笑顔にしたい、その一心で歩んできた」と話すのは、代表取締役を務める村田崇社長だ。自身が生まれ育ったまち上溝で父が立ち上げた（前身の）村田畜産から昭和、平成、令和と時代の変化に合わせ事業の形は変わったが、いつもそこにあるのは「地域への思い」。その思いはやがて子育て支援へと繋がり、２０１５年に子育て支援施設「ＯＨＡＮＡ（オハナ）」の運営を始めた。ハワイ語で「家族」を意味するオハナの代表を務めるのは娘の村田加奈恵さん。「自分を育ててくれた人たちや地域へ、子育て支援を通じて恩返ししたい」と開業に至った思いを語る。16年に企業主導型保育事業の助成を受けたオハナは地域の子育て支援をする一方、同社の企業内保育所としての役割も担う。
「働き方改革」という言葉が多く聞かれる昨今。「当社は以前より、家庭と仕事の両立を図るため各従業員の家庭状況にも配慮した働き方を推奨してきた。従業員は家族そのもの。従業員の家庭を考慮してこそ、良い働きができる」と村田社長。同社では子育て中の女性には短時間就労や週３勤務にしたり、子どもの行事の際には休めるよう配慮。「家庭を大事にする従業員はお客様も大事にできる」と取り組んできた。村田社長は「同じような考えをもつ地域の中小企業の方々にも保育施設を利用していただき、相模原市の働く女性、社会に出ようとする女性に対し子育てや家庭と両立するための支援の輪を広げることにトラ（寅）イしていきたい」と未来への展望を述べ、加奈恵さんは「従業員の保育園の確保に苦慮している企業様、子育て世代の方々を募集している企業様など、当社の保育施設を提携園として利用いただけます。ご連絡ください」と呼びかける。
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