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公開日:2022.03.17

相模原市民吹奏楽団
金管八重奏が全国へ
アンサンブルコンで初

  • それぞれの担当楽器を手に笑顔のメンバー(トランペットの鈴木さんは取材日欠席)=5日、相武台公民館

    それぞれの担当楽器を手に笑顔のメンバー(トランペットの鈴木さんは取材日欠席)=5日、相武台公民館

 相模原市民吹奏楽団(友田幸男団長)の団員からなる金管八重奏のチームが、3月19日(土)に山形県で開催される全日本アンサンブルコンテスト(以下、アンコン)の職場・一般の部に出場する。57年の歴史をもつ相模原市吹から、伝統のある同大会への出場が決まるのは初めてで、チームリーダーの佐々木拓海さん(24)は、「出るからには金賞を取りたい」と夢の舞台に向けて意気込みを見せている。

 出場するのはトランペット奏者の佐々木さん、手島弦(ゆずる)さん(27)、鈴木勝利さん(30)、ホルン奏者の家徳(かとく)拓実さん(20)、トロンボーン奏者の野崎亮之介さん(25)、仲谷耕太朗さん(23)、ユーフォニウム奏者の古田土(こだと)彬宏(あきひろ)さん(29)、チューバ奏者の杉山利貴さん(23)。平均年齢は25歳と同団内でも若手が集う。チームの発起人はリーダーの佐々木さん。「アンコンで市吹から初の全国出場を」と目標を掲げ、メンバーに結成を呼び掛け昨年5月に誕生した。チーム最年少の家徳さんは「アンコンへの出場自体が初挑戦だったけれど、誘ってもらえてうれしかった」と振り返る。

 そんなチームの強みは「一人一人の音楽表現が積極的」であること。アンサンブルは少人数で行う合奏のため、吹奏楽と違い、前に立って演奏を率いる指揮者がいないことから演奏者だけで楽曲のイメージを共有することが必要となる。練習では全員が意見を出し合い楽曲の完成度を高めてきた。

 演奏する曲は「ビスマス・サイケデリアII(日景貴文作曲)」。さまざまな色彩を醸し出すビスマス鉱石をイメージして作られた曲で、音がぶつかり合うような不協和音を響かせる「難易度の高い曲」だ。佐々木さんは「難しい曲だからこそ、メンバーと話し合って作り上げていく楽しさがある」と話す。

 加えて、メンバーはそれぞれ学業や仕事を抱え、全員で練習ができないことも多かったが、「やる時はやるチーム。オンとオフの切り替えがしっかりしている」と手島さん。そうしたたゆまぬ努力によって、予選に当たる昨年12月の神奈川県大会、1月の東関東大会を勝ち抜き、全国大会まで駒を進めてきた。

「自分たちらしい演奏を」

 出場を決めた喜びを、古田土さんは「この8人で演奏できる時間が増えたことがうれしい」と吐露。一方で、東関東大会ではコロナの影響で会場の客席には審査員のみという独特の雰囲気にのまれ、ミスを連発してしまった点について「納得のいく演奏ができなかった」と振り返る。その悔しさをバネに「満足できる自分たちらしい演奏を」と、これまで練習に励んできた。

 来たる大舞台を前に杉山さんは「支えてくれた周りの人への感謝の気持ちを忘れずに楽しんで演奏したい」と話すと、仲谷さんは「自分たちの活躍で、楽団にも興味を持ってもらえたら」と期待を込めた。

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