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相陽中 修学旅行で平和宣言 広島県の被爆者に向け

教育

公開:2017年6月29日

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共同作品を前に平和の歌を披露した相陽中の生徒
共同作品を前に平和の歌を披露した相陽中の生徒

 相陽中学校(磯部・朴木昇校長)の3年生290人が6月8日、修学旅行先の広島平和記念資料館で、自分たちが平和への願いを込めて描いた作品を前に、被爆者に捧げる合唱を披露し平和宣言を行った。

 広島県を訪れた生徒は平和記念公園に足を運び、3学年全員で折った4千羽の折鶴を奉納。原爆ドームと広島平和記念資料館を見学した。その後、同館ホールで、被爆者の鳥越不二夫さんの平和講話に真剣に耳を傾けた。その重みのある言葉を胸にしまいながら、被爆ピアノの伴奏で「HEIWAの鐘」「ヒロシマのある国で」の2曲を合唱。曲の間に生徒代表の大西颯眞さん、金子ひかるさんが平和宣言を行った。

全員が携わる

 同校では広島県での修学旅行に向け、1学年時から平和に関する学習に力を入れてきた。総合的な学習の時間に「平和学習」を設けたほか、オバマ前大統領が広島を訪問した際のスピーチ記事を英語の教材にしたり、社会では広島の歴史を学ぶなど、教科を横断して取り組んできた。広島で披露するため、ピカソの『ゲルニカ』と同じ大きさのキャンバス(縦3・5m、横7・8m)に、子どもたちが平和の絵を描くアートプロジェクト「キッズゲルニカ」にも2年時から挑戦。生徒有志でプロジェクトチームを結成し、休み返上でアイデアを出し合って決めた絵に、学年全員が美術の時間を利用して筆を入れた。平和宣言の内容も各クラスで話し合い、出された意見をまとめた。

引き続き学びを

 今回、描かれた「キッズゲルニカ」は、10月に淵野辺公園で開かれる「さがみ風っ子展」に展示される予定となっている。また、鳥越さんが講和の中で語った「平和とはなにか、生きるとはなにか」をテーマに、3年全員が人権作文をまとめていくという。坂本清江総括教諭は「全員が携わり、平和について考えたことが重要。記憶に残る修学旅行として人生の宝になってくれれば」と話している。

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