津久井警察署の第82代署長に就任した 古宮 忠男さん 緑区中野在住 53歳
住民に愛される警察にしたい
○…3月10日付けで、津久井警察署第82代署長に就任した。署員に求める姿は2つ。”地域住民のための警察官である””仕事には厳しさを持ち、かつ明るく前向きに取り組む”。「我々警察官は、まず治安のプロという自覚を持たなければなりません。そのためには、普段からの挨拶や健康管理がとても大切です。署内を活気のある風通しの良い職場にしていきたいですね」と力強い。
○…就任早々、今回の震災に遭遇。「管内は、建物の被害はあるものの、幸い人的被害は出ませんでした。地震直後は信号も止まり、慌しかったですが、署員が的確に動いてくれたので、助かりました」と振り返る。就任から約1ヵ月、毎朝40〜50分と夕方1時間の、1日2回のジョギングを欠かさない。「津久井署管内は自然が多く、住民も協力的で暖かな方が多い素晴らしい地域です。住民に愛され、地域に根ざした警察署にしていきたいですね」
○…県警ではこれまで15年近く警務課に勤務。県警本部の裏方として、組織を支えてきた。40代後半には、刑事として横領や詐欺事件の取り締まりを指揮。マスコミ等で騒がれた病院の不正事件も担当した。「現場を経験できたのは、自分にとってプラスでした。今度は署長という、住民に直で接する最前組織の長なので、住民目線で仕事をしていきたい」と意気込む。
○…高校時代は野球部に所属。180cm超の身長を活かした大型ピッチャーとして活躍。巨人軍の原監督と対戦したこともある。現在は4人の子どもの父親。その子どもたちは、父親ゆずりかみな運動万能。高2の次女は春高校バレーに東京都代表で2年連続出場、三女も県内有数のバレー強豪校に進学が決まっている。「単身赴任になりましたので、子どもと過ごす時間が少なくなったのは残念です。子どもたちには、自分の好きなことを、思いっきりやってほしい」と優しい父親の一面を見せてくれた。
|
|
|
|
|
|