町田・デザイン専門学校(学校法人東京町田学園・井上博行理事長)はこのほど、東京都で初めて専門学校での通信制が認可された。建築系の「二級建築士受験科」と「建築デザイン科」の2学科で、2015年4月に開講が予定されている。
町田・デザイン専門学校ではかねてから、社会人や在学中のダブルスクールを検討している大学生などからの要望が多い通信教育課程の準備を進めてきた。
2013年3月に「専修学校設置基準」が改定され、専門学校でも大学や短大と同様に通信教育課程を置くことが認められた。それにともない同校では、国家資格・二級建築士の受験資格取得のための建築系2学科での認可申請を行い、今年8月1日に申請が認められた。2015年4月より「二級建築士受験科(2年制)」、「建築デザイン科(3年制)」が開講され、最短2年で二級建築士受験資格の取得が可能となる。
従来の添削中心の通信教育と異なる「eラーニング」を活用する仕組みを取り入れることで「通信でデザインやものづくりに対する評価が可能か」という問題に応えた。テキストとパソコンを使い同校独自のプログラムで繰り返し学習ができ、授業はもちろん、課題提出やテストも行われる。同システムとスクーリングで通学制と同様の教育を行う。
同校の塚原利廣校長は「キャリアアップを図りたい意欲があっても時間が足りないなど、通年通学生過程では応えきれなかったニーズに対し、ようやく学習支援ができる」と話す。
問合せは通信教育室【電話】042・725・1287へ。
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