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洋画家八木道夫氏 手話で夢の大切さ語る 大蔵小で6年生に向けて

社会

掲載号:2018年2月22日号

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壇場を降りて児童とふれあう八木氏(写真右)
壇場を降りて児童とふれあう八木氏(写真右)

 町田市立大蔵小学校(石井正広校長)で2月9日、洋画家の八木道夫氏による特別講演「夢を持っていますか」が行われた。ピエロを描く洋画家として世界を舞台に活躍する八木氏は大蔵町在住。生まれつき耳が聞こえない八木氏が、夢を持つ大切さを卒業目前の6年生の児童たちへ語りかけた。

 「あきらめないで続けてごらん。必ず何かが見つかるよ」。壇場で手話を使い、子どもたちに優しく語りかけた八木氏。妻の由利子さんが翻訳し、マイクを通して言葉を伝えると、6年生4学級約130人の目は一心に注がれた。

 八木氏は、ピエロを題材にした肖像画を約35年間描き続けている洋画家で、フランスで350年の歴史を持つ公募展ル・サロンで銅と銀賞、日仏現代美術展ではフィガロ賞を受賞。国内では文部科学大臣賞などを受賞し、作品はルーブル美術館にも展示されるなど世界で活躍している。

 特別講演はもうすぐ小学校を巣立つ児童たちに「夢を持つことの大切さを知ってもらいたい」と同小が企画。耳が聞こえないことから発生する様々な困難を乗り越えながら、決してあきらめずに夢をつかんだ八木氏も、その依頼を快く引き受けた。

 講演では、周囲から反対されながらも「絶対に絵描きになる」という強い思いを持って生きてきたこと、自分に何かを語りかけるピエロの人形と出会って人生が変わったことなどが語られた。表面は笑っていても内に秘めた喜怒哀楽を持つピエロを、自分の聞こえない心の中の姿に照らし合わせてきた八木氏。言葉の代わりの表現方法として絵を描いてきた。八木氏は「障がいがあることは不幸ではない。確かに不便だが、それを解消していくのが人々との付き合い、繋がりです。これまでたくさんの人が私の努力を認めてくれ、支えてくれた」と話し、「これから色々なことがあるが、しっかりと心の中に夢を持ち続けること、好きなことを見つけてそれを育てること、そして夢を持つ心を大事にしてほしい。逆算して考えると今何をすべきかわかります。目の前の友だちと仲良くしてください」と児童らにエールを送ると、会場は大きな拍手の渦につつまれた。

手話で講演する八木氏
手話で講演する八木氏

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