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公開日:2021.12.16
町田東RCサルビアRC
ひとり親家庭を支援
「おうちでごはん」事業へ寄付
町田市のひとり親家庭支援事業「おうちでごはん」に今月、寄付が相次いだ。社会奉仕団体・東京町田東ロータリークラブは米を、東京町田サルビアロータリークラブは地元のお菓子セットをクリスマスプレゼントとして寄付。これらは市内69世帯の各家庭にボランティアの手により直接、届けられる。
町田東RC(小山晶会長)が用意したのは、群馬の生産農家から提供された米360kg。クラブメンバーの縁で提供が決まり、自ら群馬へ出向き車で運んできた。米のほかにも、規格外で出荷できなかったほうれん草や大根など生鮮食品の提供もあった。小山会長は「例年はフィリピンの子どもたちへの国際奉仕をしていたが、コロナ下でもっと足元で困っている人がいるはず、と子ども食堂のような寄付先を地元で探した」と話す。
サルビアRC(高橋秀明会長)が用意したのは、お菓子の詰め合わせ140袋。障害者雇用を支援するスワンベーカリーのクッキーなどが入っており、袋詰めも同所に依頼。クリスマスプレゼントとして子どもたちに配られる。高橋会長は「コロナ下で子どもたちへの奉仕が出来なかった。わずかだが協力できれば嬉しい」と話した。
事業を担う市社会福祉協議会の鈴木忠会長は「届けると、子どもたちがニコッと笑ってくれる。頂いた寄付でそんな笑顔を増やせることに感謝します」と話した。
月2回69世帯に203食を配布
おうちでごはん事業は保護者の家事負担を減らし、子どもとの団欒の時間を増やしてもらうことを目的に、3年前にスタート。ふるさと納税活用事業の1つで、子ども家庭支援センターからの補助金なども活用する。
利用対象者は市内で児童扶養手当を受給している約2500世帯。応募があった家庭を選考基準に沿って選定し、現在は月2回のペースで69世帯、203食を利用者の自宅へ届けている。調理と配達を担うのは、地域のボランティア。市内を3エリアに分けてルートを決め、配達日の午後3時頃から調理を開始。午後6時半から7時頃に玄関先へ届けている。
事業開始時は80食だったが、160食、200食と3年間で利用枠を拡大。市は今後も強化したい考えだが、ボランティア不足が課題だという。
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