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公開日:2023.10.26
町田消防署
デイタイム救急隊が発足
日中のピーク時 出動強化
救急要請の多い平日の日中にのみ勤務する「町田デイタイム救急隊」がこのほど、町田消防署に新設された。増隊により現場到着時間の短縮が見込まれると共に、育児や介護などで24時間勤務が難しい職員の活躍の場としても期待が高まっている。
都内の救急出動件数は年々増加の一途をたどり、昨年(2022年)は過去最多の約87万2101件を記録。町田署管内でも昨年の救急出動件数が2万2015件と過去最多を更新し、このうちの約半数を午前9時から午後5時台の出動が占めた。
そのため、日中の救急需要が高い地域における現場到着時間の短縮などを目的に、19年に池袋消防署で初めてデイタイム救急隊が発足され、活動がスタート。近年はその効果が認められ、板橋や荻窪などで部隊創設が相次いでいる。
多摩地域で初
町田署では17日、運用開始式が行われ、これまで育児や介護などで夜勤が難しかった5人の救急資格者らがメンバーに名を連ねた。多摩地域では初の創設となり、町田署は今回の発隊により、年間800件から900件の出動をカバーできると見込んでいる。
「適正利用を」
救急隊の数が増えた一方で同署は年末年始に向けて救急需要が高まることを想定し、「台数に限りがある救急車の適正利用への協力をお願いしたい」と呼びかけている。
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