法政大学の卒業生らの集まり「町田法友会」が学生支援にあたる。地域でボランティアに励む法大生グループが活動で必要とする経費などの補助を計画するもので、選考の上、複数の団体への支援を予定しているという。
町田法友会は町田市周辺に住む法政大学OBらで構成される団体で、これまで会員同士の親睦を深めつつ、法大運動部などの応援にあたってきた。
今回、ボランティア活動に励む法大生らの支援を計画するきっかけとなったのは、大学時代に地域の居場所づくりのボランティアに取り組んでいたメンバーの橋本空さんの経験。活動を進めるための経費が足りず悩んだことや、行政などからの助成を受けられたとしても使用用途が限られ活用できなかったことがあったといい、「あまり注目されないことだが、支援が必要と考えた」と橋本さんは振り返る。
そんな相談を受けたのが法友会に橋本さんを誘った大谷光雄さん。「若い人の声を生かせれば」と法友会の取り組みとして会メンバーらに話をし、学生支援を今年度の事業計画に組み入れた。「これまでは運動部を応援することが多かった。地域のために活動する学生にも目を向けられればと思った」
面談し決定
法友会はこの後、支援策について固めていき、来年に入ってから、対象となる学生団体を面談。複数の支援先を決定していく考えという。そのための費用は町田市内のイベントに法友会として出店を出し、そこで得た収益をあてる計画を立てている。
法友会の芝田晃会長は「来年3月ごろに支援金を手渡すことができれば。来年度以降も継続していきたいと考えている」と笑顔で話す。
地域活動に取り組む町田市内の団体などの相談に乗る「町田市地域活動サポートオフィス」のスタッフでもある大谷さんは「今回の取り組みが学生を応援する事例の1つとして他大学のOB会などにも広がっていってもらいたいと思う」と期待を寄せている。
来月、出店
法友会が今回の支援金にあてる収益を得るために「焼きそば店」を出すのは12月2日(土)から始まるイベント「まちカフェ!」。同日、町田市役所内で行われる催しにブースを出店する予定といい、芝田会長は「多くの方に来場いただければ」としている。
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