町田市内で飲食店を運営する企業経営者らが先ごろ、共同出資のもと新会社を設立し地元産ビールの醸造所を兼ねた店舗をオープンさせると発表した。「町田の活気を生むきっかけにしていきたい」としている。
発起人となったのは、市内で飲食店を運営する企業経営者ら10人。コロナ禍によって飲食店経営が困難を極めるなか、「協力して業界の力を高めよう」と団結したことが始まりだった。勉強会を開催しコロナ禍を乗り越えるためのアイデアを出し合い、「町田には食の名物が無い」「地ビールは人を呼ぶ」――などの意見が出たことにより、今回の地元産ビール構想にいきついたという。
新会社は「武相ブリュワリー」と名づけられ、代表に就いた市内で焼き肉店を経営する飯間圭吾さんは「パイを奪い合うのではなく、協力して同じ地元を良くしていこうと団結した。町田の活気を生むきっかけにしていきたい」と意気込む。
8月を予定
新店舗は8月に町田駅近くにオープン予定。醸造の工程を眺めながらビールを楽しめるスポットを想定し、ビールは町田産の大麦やホップなどを使用した3種類程度を用意。店名やビールの名称は今後、公募していく考えという。
「スタイリッシュにビールを楽しめる場所にしたい。町田の市街地へくり出す前の待ち合わせ場としても活用されれば」と飯間さん。完成したビールは町田市のふるさと納税の返礼品として出品する計画で、「年内にも。年末にはみんなで町田産ビールで乾杯したい」と笑顔。そして、「この企画への賛同者を引き続き、募っている。多くの仲間と共に町田を盛り上げていければ」と話している。
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