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公開日:2025.07.31
町田市商連
負債返済、ひと区切り
00年代半ばの事業で
20を超える商店会が加盟する町田市商店会連合会(市商連)が先ごろ、総会を開き、2000年代半ばに取り組みを始めた事業によって抱えた負債を返済し終えたと報告した。市商連会長の林伸光さんは「ひと区切りとなった。今後は会の若返りに目を向けていきたい」としている。
市商連は町田市内の商店会を支える存在として1950年に創立。販促企画やイベントを実施するなど、商店会のサポート役を務めてきた。時代に合わせたさまざまな新規事業に取り組み、市内商店会の活性化に貢献してきたが、00年代半ばに取り組んだポイントカード事業では利用が伸びず負債を抱えることに。大きな打撃を受け、町田市や町田商工会議所などの支援を受けながら、負債を分割して返済していくことが決定。今年6月までの全額返済を目指してきた。
事業に対する透明性を高めるため、新たに税理士を加えるなどしてきたという市商連。中心になって負債の返済に取り組んできた林さんは「長かったと感じる一方、よくやったなとも。『失敗は成功のもと』にしたいと取り組んできた」と振り返る。
若返りを
ひと区切りついた林さんは7月以降、会の若返りを図っていくという。
定着した年末のキャンペーンや、近年取り組みを始めたデジタル化を「若い人に進めてもらいたい」とし、その一環として、2人だった副会長を4人増やして6人に。「新しく就任した副会長には一緒に事業にあたりながら、取り組みについて知ってもらいたいと考えている。私も70代。会長職をゆずることができれば」と林さん。「当会への加入促進を含め、新しい視点で会を活性化してもらいたいと思う」と話している。
「感謝している」
新たに副会長に就いた60代の関口昌也さんは「火中の栗を拾ってくれた林さんには感謝している。その功労者から頼まれては副会長を受けない訳にはいかなかった。各商店会の支援に力を入れていきたい」と意気込んでいる。
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