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町田 社会

公開日:2026.01.01

「こども誰でも通園」 今春スタート
保護者の就労問わず、預かり

  • 子どもたちが過ごす保育室(花の木保育園提供)

 保護者の就労要件を問わず、保育園や幼稚園などに在籍していない子どもを預かる「こども誰でも通園制度」が今年4月から始まる。

 町田市では週2回を上限に定期的に園へ通うことができるようになり、集団生活での成長を促す支援計画を作成し、定期面談では育児相談にも乗るなど、専門職による手厚いサポートが受けられるようになるという。

24年度から試行

 町田市内では全国的な本格実施に向け、24年度から試行的事業(市名称:未就園児預かり推進事業)が行われてきた。モデル事業として現在、市内8園の保育所・幼稚園などで実施され、昨年9月からは利用者負担額も無償となった。

 その1つ、花の木保育園(真光寺)では、当初は一時預かり的な利用が多いと予想していたが、実際には「子どものために集団生活を経験させたい」という動機での利用が目立ったという。

 また、誰でも通園制度が一時保育や給食体験など、園が提供するほかの子育て支援への入り口となり、利用の幅が広がっているという。

 市保育・幼稚園課の担当者は「利用者からは家庭のほかにも頼れる場ができたという声や、子どもが集団遊びができるようになったという話も聞かれている。市としてもこの事業を通じて接点の少なかった家庭とつながる機会になると考えている。様々な支援につなげていければ」とその意義を語る。

孤立防ぐ

 誰でも通園制度スタートの背景にあるのが、在宅子育て家庭の孤立防止や育児不安の軽減など。これまで、乳幼児を預かる認可保育所や認定こども園は原則として「親の就労」などが利用条件となり、幼稚園も一般的に3歳児からの受け入れが多いため、0〜2歳児を在宅で育てる家庭は社会からの孤立感や育児負担を抱えやすいとされてきた。こうした現状を打開する目的もあって、市ではこの制度を始めるにあたって「継続的な利用」を前提とする方針という。

習い事のように

 市保育・幼稚園課は今春の本格実施に向け、「まだ実施園のない地域にも設置し、利用を必要としている多くの方に届くようにしていく。利用状況を見ながら運用の見直しや実施園の拡充も行う」とコメント。「まずは習い事のような気持ちで利用してもらえたら。この事業をきっかけに、家庭や子ども一人ひとりの状況に合わせた支援につなげていきたいと思う」としている。

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